精油を使った香水の自作法:初心者でも安心のステップの挿入画像2

精油を使った香水の自作法:初心者でも安心のステップ

こんにちは。モノコスメラボのサイガです。

はじめに

はじめに

「自分だけの香りを楽しみたい」「市販の香水は強すぎる」という方におすすめなのが、精油を使ったナチュラル香水。材料はシンプルで、作り方も意外と簡単です。この記事では、初心者でも安心して取り組める精油香水の作り方を、ステップごとにわかりやすく解説します。

精油で作る香水の魅力とは

精油で作る香水の魅力とは

●自然由来の香り:植物から抽出された精油を使うので、優しくナチュラル。

●香りを自由に調整できる:好みや気分に合わせてブレンド可能。

●安心して使える:アルコールやキャリアオイルを選べば、肌にもやさしい香水に。

市販香水のように強すぎず、日常に寄り添う「自分だけの香り」が作れるのが大きな魅力です。

香水作りに必要な材料

香水作りに必要な材料

初心者が揃えるべき基本の材料は以下の通りです。

●精油(好きな香りを2~3種類)

●無水エタノール(香水のベース(基材)になるアルコール)

●精製水(香りをやわらげる役割)

●遮光瓶またはスプレーボトル

👉ポイント:香水は肌に使うので、精油は必ず品質の確かなものを選びましょう。

初心者でもできる香水作りのステップ

ステップ1:香りのテーマを決める

「リラックスしたい」「気分をリフレッシュしたい」「何系の香りにしたい」など、目的を決めてから精油を選びましょう。

<リラックスしたい時におすすめ>
●真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)
●ベルガモット(Citrus bergamia)
●フランキンセンス(Boswellia carterii

<リフレッシュしたい時におすすめ>
●オレンジスイート(Citrus sinensis)
●ユーカリプタスラディアータ(Eucalyptus radiata)
●ペパーミント(Mentha piperita)

<香りの系統別>

●フローラル系:真正ラベンダー、ゼラニウム(Pelargonium asperum(graveolens))、イランイラン(Cananga odorata)

●シトラス系:ベルガモット、オレンジスイート、レモン(Citrus limonum

●ウッディ系:ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)、サンダルウッド(Santalum album)、シダーウッド(Cedrs atlantica)

ステップ2:精油をブレンドする

トップノート(柑橘系など)、ミドルノート(花やハーブ系)、ベースノート(樹脂・木系)のバランスを意識すると、香りに奥行きが出ます。
トップを多め(50~60%)、ミドルを(10~30%)、ベースを(10~30%)を目安にするとよいと思います。

例:ベルガモット60%(トップ)+ラベンダー30%(ミドル)+ヒノキ10%(ベース)

ステップ3:ベース(基材)に混ぜる

●無水エタノール:10ml

●精油:5~10滴(全体の約5%以内)
エタノールに精油を加えてよく振り混ぜ溶かします。

●精製水:5ml

遮光瓶に入れてよく振り混ぜます。

ステップ4:熟成させる

冷暗所で1~2週間寝かせると、香りがなじんでより深みのある香水に仕上がります。

※白濁しているときは特に使う前によく振ってから使うようにしてください。

自作香水を楽しむコツ

少量から試す:最初は10ml程度で試作するのがおすすめ。

肌にパッチテスト:必ず腕の内側で確認してから使いましょう。シトラス系は光毒性があるものがある(ベルガモット、ライム、グレープフルーツなど)ので使う時は注意しましょう。

季節ごとに香りを変える:夏はシトラス系など爽快感のある爽やかな香り、冬はウッディ系など温かみや甘さのある少し重めの香りを選ぶのがおすすめです。

まとめ

精油を使った香水作りは、初心者でも意外と簡単。材料さえ揃えれば、安心して自分だけの香りを楽しめます。
「今日はどんな気分かな?」と選びながら使うことで、日常がちょっと特別なものになりますよ。
また、3本のブレンドに慣れてきたら、トップ・ミドル・ベースそれぞれの精油の本数を増やしていくと、もっと奥深いオリジナルの香りを創ることができますよ。