こんにちは。モノコスメラボのサイガです。
石けんづくりには、実はちょっとした“化学”が隠れています。
とくに近年注目されている「コールドプロセス製法」の石けんは、環境にもお肌にもやさしいだけでなく、自然の恵みをそのまま閉じ込めたような使い心地が魅力です。
本記事では、石けんの化学反応やコールドプロセス製法の特徴、そしてKAGUの石けんがどのように“森で深呼吸するようなやすらぎ”を日常にもたらすのかをやさしく解説します。
石けんの化学っておもしろい!その基本をやさしく解説

石けんとは何?合成洗剤との違い
石けんは「脂肪酸ナトリウム(またはカリウム)」という成分で、植物油などの油脂とアルカリ(苛性ソーダ(NaOH))を反応させて作られます。一方、合成洗剤は石油由来の界面活性剤で作られることが多く、使用後も分解されにくく、環境中に残りやすい点が指摘されています。石けんは自然界で分解されやすく、環境負荷が少ない洗浄剤として古くから親しまれてきました。
けん化反応とは?石けんが生まれる瞬間
石けんづくりの中心となる「けん化反応」は、油脂(トリグリセリド)とアルカリ(NaoHやKOH)が反応し、石けんとグリセリンが生まれる化学反応です。
油脂 + NaOH → 石けん(脂肪酸ナトリウム) + グリセリン
この反応により、洗浄成分の石けんと肌をうるおすグリセリンが同時に作られるのです。
コールドプロセス製法とは?自然の成分をまるごと活かす方法

熱を加えない、40〜50℃以下の石けんづくり
コールドプロセス製法は、材料を過度に加熱せずに石けんを作る、伝統的かつナチュラルな製法です。約4〜6週間かけて自然に熟成させることで、化学反応をじっくり進めます。
グリセリンがそのまま残るから肌にやさしい
通常の大量生産石けんでは、洗浄成分を抽出する過程でグリセリンが取り除かれます。しかし、コールドプロセス製法ではグリセリンがそのまま石けんの中に残り、肌にうるおいを与えてくれます。
天然精油や植物油の魅力を活かせる
高温で加工しないため、植物油や精油の香り・栄養成分が損なわれにくいのも特徴です。また、植物油をわざと未反応で残す処方設計によって、エモリエント効果を付与することができます。自然の恵みをまるごと肌へ届けることができる、環境にも優しい製法です。
なぜ肌にやさしい?コールドプロセス石けんの3つのポイント

① グリセリンや植物油(残存)による保湿効果:肌のつっぱり感をおさえ、しっとり感が続きます。
② 防腐剤・合成界面活性剤が不要:余計な添加物を使わず、必要な成分だけで作るシンプル処方。
③ 肌質に合わせた油脂選びができる:乾燥肌・脂性肌・エイジングケアなど、目的別にカスタマイズ可能。
環境にもやさしい!自然に還る石けん
石けんは合成洗剤と比べると自然界で生分解されやすいといわれており、マイクロプラスチックや石油由来成分を含まないため、川や海への負担が少ないのが特長です。また、石けんカス(水の中のカルシウムと結びついた脂肪酸カルシウム)は魚や微生物のエサにもなり、分解されます。
環境にやさしい暮らしの第一歩として、石けんを選ぶ方も増えています。
(ただし、過剰は何事もよくないので石けんも洗剤も適量で使用しましょう)
KAGUのコールドプロセス石けん — 森の息づかいを感じる3つの香り



KAGUは、日々の忙しさの中でも“自分に戻る時間”を大切にしたい人のためのブランドです。スキマ時間やながら時間に、森で深呼吸するようなやすらぎと、肌と心へのエネルギーを届けることを目指しています。
◆ 爽 -SOU-|アボカド油 × 朝の爽やかな森

しっとり肌に仕上げるアボカド油を使用。アボカド油はビタミンEを多く含みエモリエント効果の高いオイルと言われています。澄んだ空気と朝露を感じるような、爽やかな森の香り。どんよりした気持ちをスカッと軽やかにリフレッシュしたい時におすすめの香りです。
乾燥が気になる方におすすめです。
◆ 華 -HANA-|レッドパーム油 × 花咲くあたたかな森

レッドパーム油によるつるつるなめらかな洗い心地。レッドパーム油はカロチーノとも呼ばれ、天然のカロチンとビタミンEが豊富なオイルです。皮脂の酸化を防ぐ働きが期待できるので毛穴ケアにも◎
花が咲き誇る温かな森をイメージした、心華やぐ香り。揺れ動く肌の調子やアンバランスな心を整えたい時におすすめの香りです。
エイジングによる毛穴が気になる方におすすめです。
◆ 煌 -KIRA-|コメヌカ油 × 星が煌めく夜の森

さっぱりすべすべに洗い上げるコメヌカ油を配合。抗酸化力のあるビタミンEや保湿効果のあるステロールやスクワラン、ロウなどを含みます。ハリや弾力アップに◎
星が瞬く静かな夜の森を思わせる、深く落ち着いた香り。
もんもんとして眠れない、ゆったりリラックスしたい夜にぴったりの香りです。
エイジングによるハリや弾力が気になる方におすすめです。
サッパリ感もあるので、男性にも好まれる使用感です。
どの石けんも、植物油のエモリエント効果が残るように処方設計されており、肌のエイジングケアまで考えた処方で仕上げています。
また、コールドプロセス製法でつくる石けんは、長い時間熟成される過程を経るので、香り残りも計算して贅沢にブレンド精油を配合しています。
まとめ:石けんは“化学と自然”が出会ったやさしさ
石けんは化学反応によって生まれるものですが、そのプロセスには自然の恵みと時間が必要です。コールドプロセス製法は、肌への思いやりと環境へのやさしさを両立させる方法。
もし日常のなかにほんの少し余白をつくりたいなら、朝の洗顔や夜のバスタイムに自然由来の石けんを取り入れてみませんか?
KAGUの石けんは、そんな“深呼吸するような時間”を届けるために生まれました。気になる方は、ぜひ商品ページやオンラインストアをご覧ください。
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